2008-12-01から1ヶ月間の記事一覧

猫猫先生…

社会の下層の人間が、コロンボものみたいにややこしいトリックを駆使するんですかね…。下層の人間が手を染めるのは、強盗殺人や恋愛関係のもつれによる殺人、金銭トラブルによる殺人とかで、たとえば連続殺人なんかは、ある程度以上に高い学歴をもった人間が…

『ワールド・オブ・ライズ』

なんだ面白いじゃない。『アメリカン・ギャングスター』は、ほどほどの面白さだったけど、こっちはいいね。見ながら漠然と思っていたのだけれど、大日本帝國は、原爆さえ落とされなければ、いまのイラクみたいに「頑張」っちゃっていたのかなあ、ということ…

シュレジンガーの槇原敬之

盗作している槇原と、盗作してない槇原と、私の心の中にともにいて、そしてシュレジンガーの猫のようには「箱が開かれる」ことはないのである。そしていままで公になっている情報からは、どうも盗作ではないようである、というしかないわけだ。なんかいろい…

いでよ好事家

唐沢俊一検証ブログで、潮健児と唐沢の関係について検証がはじまっている。私は特撮には関心がないので『星を喰った男』は読んでいないが、落ち目で気弱になっていた潮氏を囲い込み、唐沢が自分の文名をあげるためのダシにしたのではないかと検証ブログ氏は…

70年代のいろいろ

シネマヴェーラでロマンポルノ特集をやっているので、いろいろ見る。70年代は、あたりまえだが60年代と80年代をブリッジしているので、70年代に作られたロマンポルノを見ると、60年代の余韻と80年代の起源をそれぞれ覗けて面白いのである。もう…

猫猫先生、女性じゃなくて女じゃなかったの?

菜摘ひかるについてはよく知らないから、彼女のいたところが表舞台かどうか分かりませんが、飯島愛は一応は表舞台から退いたあとで起こった事件なんですけどねえ。

え〜

むしろ松本は盗作だと信じていたから名誉毀損は不成立、かつ著作権侵害はないと確認するのが妥当な判決http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20081228 松本がそう信じて非公式に槇原に質したのなら名誉毀損にはならないでしょうけど、いきなり訴えちゃったんで…

逆に言えば…

著作権侵害の有無は、訴訟で松本さんが損害賠償請求権を放棄したため、明確には判断しなかった。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081226-00000061-yom-ent 裁判長ほっとしたろうな(笑)ふつうに考えたって、実際はどうだったのかを判明するのは不可能…

本心は…

「同じものを書いてしまったら頭を下げる。それは倫理観の問題だ」と訴えた。 http://www.sponichi.co.jp/society/news/2008/07/08/03.html 本心はここらへんにあるのだろうな。島国根性としか思えないけど。

999裁判

シンガー・ソングライターの槇原敬之(39)が漫画家・松本零士(70)から「銀河鉄道999」のセリフを歌詞に無断使用したと非難され、名誉を傷つけられたとして、2200万円の賠償などを求めた訴訟の判決公判が26日、東京地裁であり、清水節裁判長…

飯島愛追悼

男性が地下駐車場から上がっていくと、1階から飯島さんが乗ってきた。ロングブーツを手に持っているので、足元を見ると素足だった。男性は「何かおかしいぞ」と思ったが、飯島さんに酔っぱらっているなどの素振りはなかったというhttp://headlines.yahoo.co…

『破線のマリス』

猫猫先生が触れていたので読んでみたけど、どうもなあ。「灰色の男」が何者なのか明かさずに終わるというのが、受け入れられない。先生いわく「テレビ界の暗部を抉った傑作」とのことだけど、私は、テレビ界には遠藤瑤子みたいに自分の確信を一方的に妄信し…

池田信夫先生が妙なことを言いはじめている

全共闘運動が父殺しで、父殺しは生物学的にも根拠がある事実なのだそうだ(怪しげな話なのでリンクはしていない)。「個体に一定の寿命があるのは、有性生殖を行う原生生物や多細胞生物だけである」と書いているが、なにを基準にして「だけ」というのかがわ…

白人社会が静止する日

『地球が静止する日』を見た。メインキャストに金髪の白人男性がいないのは意図的だろう。キアヌに気絶させられる尋問官は金髪だった(たるんとした腹をしてたな…)。ウェルズの『タイムマシン』を読んだばかりなのでつい連想してしまうのだが、アメリカの白…

他人の空似

四分半あたりからはじまる楽章のメロディが『インディ・ジョーンズ最後の聖戦』のサントラにちょっと似ている。 この動画の一分三十五秒あたり。

『地球が静止する日』、金髪白人男のいない世界

『マトリックス』では人間の側だったキアヌ・リーブスが、今度は人間を滅ぼす側に回り、なんの血のつながりもないジェニファー・コネリーとウィル・スミスの息子との絆を目にして、人類にひとまずの猶予をあたえるわけだ。アメリカ人がここまでシビアな認識…

国を背負う

『総長賭博』の鶴田浩二が、任侠道を背負っていたつもりで、じつはそんな任侠道など、ただの空虚だったと悟って、だからひな壇にヤッパを突き立てて茫然と去る、そしてここからが重要なのだが、囚人としてそれまでは無関係なものだった国家に「所属する」と…

罵倒語の「タコ」

http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20081220へのコメント 動作が鈍くて不器用な物、またそれが原因で使いにくい物を差す俗語 http://ja.wikipedia.org/wiki/タコ_(曖昧さ回避) ホントか?だいたい、どういう状況でどういう相手に「タコ」と怒鳴りつけるのか…

情報化の進展

戦後、80年代くらいまではお茶の間で、家族そろって知識を拡大していったのが、もう困難になってしまったという印象があるのである。罵倒語というのは、ようするに「お前は間違っている」という指摘のことだから、言ってる人間は「正解」を背負っているわ…

誠実でも会話はかみあわない

「ああそれ初耳です」「へえそうなんですか」「それ知りません」「まあどうでもいいことなんじゃないですか」雑談においてよくする私の受け答えの例である。知ったかぶるのもよくない事だが、私みたいなのも問題あるよな。

『カリ城』

唐沢俊一検証ブログで取り上げられてる。国生さゆりが唐沢の首を絞めるシーンって、見たおぼえがあるような。だとしたら私が衛星放送みれてたのは5年前までだから、それよりもっと昔の話か…。ルパンがカリオストロ公国に行く動機って、ようするに「面白そう…

『博奕打ち 総長賭博』

傑作と名高い作品をやっと見た。…しかしまあ怖い映画だねえ。命のやり取りが心のやり取りみたいになってしまっているのだ。戦後はこうはいかないよというのが、つまりは『仁義なき戦い』ということなんだろうか。もう自殺のことを考えていたであろう三島がこ…

どこらへんが気に障ったんだろう?

しかし猫猫先生が紹介しているこの林道義の娘というのは相当キモイな。こういう感性の女性と同居できる田中純というのもすごい。普通は女房がおかしなことをいっていればやめさせるだろうが。学者世界は麻生太郎風にいえば「常識がない」ということか。http:…

グーグル・クロームに換えた

快適。

『プロ倫』あれこれ:第2章は煩瑣で難解だ

読むだけでは論理を押さえるのがやっかいになってきたので、ノートにいちいち書いて確認するようにした。「理念型」の提案のところなど、へんにさりげなくて注もないし、私には詭弁くさく感じるのだが…。

『デス・レース』

原典のラリーから、ラップ競技へとレース形式が変わって、原典の肝である「通行人を轢殺してポイントを稼ぐ」というルールがなくなってしまった…。しかしけっこう面白かったのである。人の死で視聴者を釣って、集めた関心がさらに人の死にフィードバックされ…

「このタコ!」について

http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20081214 http://d.hatena.ne.jp/mailinglist/20080924/p380年代のたけしとその周辺からなんじゃないかという印象があるんですが…。どうもタコが「労務者」であることを知らないで面白がる若者視聴者にたいするたけし(…

『プロ倫』あれこれ:何が合理的かは人による

岩波文庫版49ページの(3)で、ちゃんと触れていた。私ごときが思いつく疑問なんか、ぬかりなくヴェーバーは気付いていたか…。読みすすむうちにますます、ヴェーバーに賛成したくなってくるので困るのである。ヴェーバーは1929年の世界恐慌を見ること…

20世紀

貧乏人にも王侯の暮らしをさせようとして失敗しつづけた世紀だった、といえるんではないかと思う。世紀前半の植民地獲得競争も(お国のため…)、後期の工業化も(高度経済成長…)、晩期の迷走も(失われた十年…)、要するに「貧乏人をいい気にさせて、こまか…

「毛深い」は差別か

佐藤優や鈴木宗男の指摘に対して、小林よしのりは「毛深い」と表現すること自体は差別にはあたらないと主張している。まあ、そうだろうね、と思っていると、しかし「これは引っかけ」だなどと悪魔風の自画像とともに言い出すからややこしくなる。「引っかけ…