2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

リアリティと認識

おどろくほどあっけない話だが、UFOの目撃報告は、映画やテレビがひきおこすのである。 何千万人が同じ映像をみたら、現実にも同じものを見たと錯覚するおかしな人が、数千人発生したところで、それは大した話ではない。数千万人の中の数千人は、1パーセ…

普通ではないということなら賛成

猫猫先生のおっしゃるとおり、河野氏の行き方が普通ではないというのは、これは賛成です。 ただ、わたしの受け取り方は、「河野氏の行き方は、ふつうの人にはできないことだ。だから立派なのだ」というものなのですが…。 たしかに創価学会という文字列と河野…

河野氏について

猫猫先生が今回リンクしたひとのように激昂するのもまたおかしな話だけれど(どうやら嫌煙者であるらしい)、しかし、先生、河野氏をおかしいと思っているのは「国民の多く」ではないでしょう。http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20080225 わたしの勝手な印…

昭和に罅が入りはじめる…。

シネマヴェーラで「1999年の夏休み」と「台風クラブ」の2本立てを観た。 「1999年」は高校生のころテレビで見て、その世界観に夢中になって、しかし今の自分がそれをまだ好きになれるか不安があったのだが、やはり今観ても素晴らしい。 これは今回…

職質には応じる必要がない?

職質には応じる必要がないことは法律に明記されてる、という人がいて、わたしは、ふーん、とか思っていた。 「警察官職務執行法」によれば、警察官が対象者を質問するのを、対象者はまず避けられないし(2条1項を普通に読めば、被質問者へ質問することは警…

ミスター・ロンリー

出戻りの手土産として模範解答を映画界に提出しました、という雰囲気がただよっているようだ。登場人物たちへの愛情が薄い。

「正義の味方」という言葉は、川内康範が作った!

「正義の味方」という言葉自体も、「正義」そのものである神仏に対する脇役的位置づけを示すものとして川内が作ったものである。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%88%E5%85%89%E4%BB%AE%E9%9D%A2 むかしからある言葉なのかと思っていた。 川内もまた備…

アメリカン・ギャングスター

リドリー・スコットがめずらしくビスタサイズで、アップショット主体で、素朴に撮ってるのが面白かった。ラッセル・クロウが、さらに太って、背の低くなった嶋大輔みたいだった。 しかしリドリーは弱者にたいして、ほんとに同情がない。麻薬禍で死んだ人間の…

巧妙な理屈

猫猫先生の天皇制批判は全面的に賛成。「二人とも、天皇制がなぜいいのかを論じない。」その通りであって、一般人に天皇制を擁護する根拠はない。擁護するということは、擁護する自分が擁護する対象にとって同等か、あるいは上位にいなければならないから。…