2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

なつかし地獄

また実家に行って、いろいろ引き取ってきた。若い頃のエアチェック・カセットを聴くことにはまってしまって、ここ数日レトロ・ヘルに飲み込まれてしまっている。もう気がちょっと変になってしまっていて、家に帰るのにも、荷物が多すぎるので、贅沢にもタク…

私とゴー宣

岸田秀が若い頃、さかんに戦争の記録を買いあさって、しかしなかなか読み始められずにいた経験をかつて書いていた。私の場合は「戦争論」以降の小林よしのりがそうだったのだ。「新」のほうは、去年か今年に6〜10巻は文庫で買っていたのだが、単行本と内…

ダッカ事件がクーデターによって犯人交渉を中断されていた

実家のテレビで見たのだけれど、ダッカ事件の犯人交渉をしていた大臣がクーデターに巻き込まれ、交渉担当の大臣の弟が殺されたという話を知って驚いた。ダッカ事件は、福田赳夫の「人命は地球より重い」発言で知っていただけだが、直接赤軍の仕業でないとは…

猫猫先生・・・

凶悪犯の隣に「死刑反対派」が越してきたって、凶悪犯は手を出さないと思うんですけど・・・。 原発が安全だからって、東京のほうがはるかに地価が高いでしょうに。地政学、いやこの場合は地域経済学か・・・。 さらに、もし原発が安全だとしても、絶対安全…

死刑について考えていると・・・

・・・私たちもアメリカ人を笑えないというか、要するにどっちを普遍にするかの話なのだ。死刑か無期かというのは。 死というのは人類最大の難問で、人が死んだ後に生き返らすことができれば、死刑にまつわる問題はなくなる。誤審していたら生き返らせればい…

M・ナイト・シャマラン「サイン」

何度も見ているのにまた見てしまった。やっぱり面白い。アメリカ本国の大ヒットも当然というか、これ、SF映画の皮をかぶった宗教映画なんだものね。カトリック、プロテスタント、ニーチェ、マルクシズム、・・・欧米の思想の変転をおもう。

死刑

どう考えるべきなのかよくわからない。昔「なぜ人を殺してはいけないのか」という疑問が議論にのぼったことがあったけれども、そりゃあ、まあ、無条件にいけないわけではないのだ。無条件にいけなかったら、死刑だってできない。アメリカに死刑廃止の州があ…

きっこの死刑論

どうも犯罪被害者になった過去が複数回あったらしい。私は雑賀忠義の「あやまちはくりかえしませんから」思想を、本人が被爆者である事情から発したことを同情をもって認め、しかし全面的には賛成しないが、おなじ伝として、きっこの死刑論にも「根拠」があ…

日記

図書館へ。「取り替え子」を借りてくる。実家へ。エアチェックのカセットを引き取る。高校生のころの録音。いま、自宅で自分の「田亀」で矢野顕子を聴いてる。

「日本語の外へ」読後感

良く生きるためには論理を駆使して活動しなければいけない。権利を主張し、義務を負担し、豊かさを獲得する。それはまことにそう思うのだが、大変だ。 大航海時代以降を集中資本の移転史とする歴史観は、簡明で分かりやすい。説得される。 最後の、死体の山…

「ブラックサイト」

結構面白かった。動機を怨恨でまとめた所がよかったのではないかと思う。無動機殺人や快楽殺人には飽きあきしているので、こういう方がかえって新鮮に感じる。この映画の教訓:血眼になって残酷動画を蒐集したりせず、ちゃんと金を払っていい上映装置で「映…

インドの独立

いくつか本を借りてきた。大英帝国衰亡史作者: 中西輝政出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 1997/01メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (9件) を見る新しいインド近代史―下からの歴史の試み〈1〉作者: スミットサルカール,Sumit Sarkar,長…

インドは、非暴力不服従運動でなぜ独立を勝ち取れたのか

大枠として、植民地主義を標榜するナチ・日帝・ファシストに連合国が勝った手前、イギリスがインドを治め続けるのには具合が悪かったことはあるだろう。独立した結果として、イギリスが宗教対立を置き土産に残したことも知っている。 しかし・・・非暴力で勝…

うまくやってるひと

佐藤はその辺をうまく、知らなかっただろうという態度ではなくて、私は極秘情報を知っているんですという感じで伝えるから。http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20080409 要するに腰が低い、低いから良く売れる、という話なのでしょう。別に・・・結構な話じ…

養老孟司「運のつき」

絶対平和主義について関連していそうなくだりがあった。・・・自分の死は怖くない、より正確に言えばわからない、わからないものを怖がる道理はない。隣人友人親類恋人の死は悲しい、これを二人称の死という。そして、赤の他人の死は悲しくない。特攻や自爆…

絶対平和主義

殺すことの残虐さという事実がある一方で、結局殺すことの理由は、守ること、これただ一つに集約されそうだ。ならば、魂、霊、そういう仮構を強調することにより、いさぎよく殺されればよい。自分の側から殺すことがあってはならない・・・。これはすごい! …

パール判事

この過ちが、もし太平洋戦争を意味しているというなら、これまた日本の責任ではない。その戦争の種は、西欧諸国が東洋侵略のために蒔いたものであることも明瞭だ。ただし、過ちをくり返さぬということが、将来再軍備はしない、戦争は放棄したという誓いであ…

「靖国」

無許可で右翼の奉納行進を撮影したり、作品における使用意図を伏せてインタビューしたりして製作したらしい。なるほどなあ、と思う。あの面白さは、人々の素が映っている面白さだったのか。ドキュメンタリーは盗撮的なところがないと面白くない、といえない…

素朴な疑問

冤罪事件というのがある。裁判所で有罪判決を出した。その結果に基づいて、有罪になった人物を非難したり、意見を述べたとき、あとで冤罪事件とわかったとしても、有罪を出した裁判所の判断を信じ意見を述べた人間が、罰せられたり責任をとらされたら、たま…