2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

池田先生がドーキンスを批判していた…。

しかし、もともと宗教に興味のない日本人には、ニーチェから100年以上たって「神は存在しない」って力説されてもなぁ・・・という感じだろう。http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/5713bcb84850ccfe5b15c36b42d98b9a いえいえ池田先生、非合理な上位概念に人…

ヒッチコック

宗教嫌いが高じてフロイト信奉者になってしまったかのようなヒッチコック(ドーキンスの『神は妄想である』でもちらりと言及されていた)。未見だったあれこれをぽつぽつ見ているのだが、『暗殺者の家』は不思議な感じである。やっていることの「新しさ」と…

屁理屈としての仏教

後半浜田が不機嫌になるのが、世俗主義者の反発みたいで、いい。仏教ももちろん妄想である。

お前ら汚い! 駐禁といっしょやんけ!

フロイトは自説の妙な総合化に走ってしまったから、間違ってしまったのだけれども、鋭い彼のことだから、現代に生きて、日本語を解してさえいれば(いちおう字幕が付いているが)、この映像のめまぐるしい論理の展開を膝うちして楽しんだに違いない。ここに…

地獄への道は善意で…、というのはマルクスが言ったらしい。

私は養老孟司から教わったのだが…。池田氏に感謝、である。 http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/7125b1bec8ca27a45683e3f1c5b7fb29

「ところが、当のぐっちー氏の植草一秀氏に関する記事が捏造だという記事が植草氏のブログに出て、話はややこしくなってきた」

まず問題のアナウンサーの記事は魚拓に残っているものを読むかぎり、原文の丸ごと盗用であることは明らかで、処分は当然だろう。植草氏の件は、まだ真偽のほどはよくわからないが、すでに支援グループの2年前の記事で指摘されていて、ぐっちー氏は捏造の事実…

私が学生の頃『情報文明論』にいかれていた事など思い出し、ちょっとほろ苦くなった次第

http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/84e1469c85ff818b60d17175b66f78a9

しかし自然選択という思想は素晴らしい。本質があるという思想が間違っている。

すっかり目の前がひらけた思いがしている。ドーキンスが、穏当な宗教は過激な原理主義の入り口に過ぎないと喝破したように、誠実な本質主義も結局は過激な原理主義に行き着くのである。旧世代の大人たちは科学の成功にたじろいで、その範囲を自らせばめつつ…

「逃げる」

米政府が北朝鮮のテロ支援国家指定などを解除すると発表した問題をめぐり、石原慎太郎都知事は27日、「アメリカは結局、(拉致問題から)逃げちゃった。日本人にとって非常に不本意だ」と米政府の対応に不満を述べた。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=2…

映画をみるのにいちいち道徳の審判になる必要があるのだろうか?

いいですか、たとえば「レイプ好き」とかいう名前で、ポルノのファンサイトかなにかで書き込みをするのは、問題はあるものの、許せます。なぜなら犯罪性を認識し、犯罪のファンタジーと戯れていることを自覚し、その戯れを、特定のファンどうしの間でのファ…

小林よしのり『パール真論』購入

サブカルチャーのライターの間では世にはびこる「陰謀論」を笑いのネタにするのが流行ったりもした。(略)こういう連中は、どういうわけだか、戦勝国がでっちあげた「日本陰謀論」だけは批判しない。それどころか「日本陰謀史観」の払拭を唱えるわしの『戦…

地球は人間様のものである

『生物と無生物のあいだ』がレジ横に積んであったので、ふと買ってみたのだが、へえ、高橋源一郎や茂木健一郎や内田樹や森達也が推薦しているのね…。しかしなんで生物と無生物とのあいだに線引きが必要なのかが私にはわからない。「生き物」という自然言語で…

依存症者の隔離治療、「捕まってほっとした」

猫猫先生の「冗談」を読んで思ったのだが、犯行予告して捕まる者らには、ネット中毒であることの病識、自覚があって、ネット環境から自分を隔離するためにあえて犯行予告する犯行に及んだのではないか…。なんて、多分にフロイト的なうがちすぎの分析か。きっ…

「ン?」あるいは「ん?」について

私が学生の頃『妊娠小説』を買った時すでに不審だったのだが、本の帯に「ん?」とだけ書くのは、これは、その本の著者が本の中で扱う対象に「あれ、それはちょっとおかしいぞ」と思っていることを表しているのだろうが、本の中身を読む前の私にはどうも、「…

『神は妄想である』読了

不幸な人間をどうするのか、ドーキンスを問い詰めたい気がするのだが、相手はそんなの私(ド)の担当じゃないといって、この私の疑問をおいてけぼりにしそうな予感がある。http://d.hatena.ne.jp/mailinglist/20080522/p2 この疑問にドーキンスはやはり直接…

それこそ孤立を恐れないことを勧める

昔だったら死刑になっていたようなやつが、世界的な潮流によって(外圧と言いかえてもいい)死刑にならなくなる、ということは当然ありうることで、こういうことは今や多数決で決めるしかないのだから(昔だって結局は多数決、王は臣下の顔色を観察していた…

アキレスと亀のパラドックス

なあにがパラドックスか。「アキレスが亀を追い抜く瞬間までは、アキレスは亀を追い抜くことができない」。あたりまえの話じゃないか。

それは素晴らしいことだ。それは取るに足らないことだ。どっちやねん。どっちでもあるんだなこれが。

まだ『神は妄想である』を読み終わってもいないのに、『利己的な遺伝子』を買ってきてしまった。面白い! 個体は誕生から成長、老化に至るまで変化しつづけるが、個体のレベルでは、当の個人そのものよりもDNAこそが不変の実体ではないか。池田流個「人」…

歴史の法則…。

歴史家が歴史を書くというのは、自分の著述の中に世界の歴史を畳み込もうとしているわけですよ。それは人間のもっている欲求なんです。(池田清彦「構造主義進化論の試み」『としての身体』河出書房新社 127ページ) 本当にそうだろうか。ドーキンスの本…

ババ抜き=資本主義=擬似自然淘汰

…ナンパ塾にくれば彼女ができると勘違いして、一度や二度の失敗で去っていく人がいる。彼らが一番怖い」(『AERA』’08・6・30号 27ページ) この人、お客様に対してなんて口のきき方をするんだろう…。まあそれはさておき、なんでみんなこんなにモ…

ババ抜きの現代

特にショックだったのはある週刊誌に掲載された、伯父のコメントでした。「同じ環境で育ったという点からみれば、弟も同じ過ちを犯す可能性がある」 と伯父は発言し、それがなんの悪気もなく掲載されていました。(『週刊現代』七月五日号20ページ) これ…

ジョディ・フォスター『フライトプラン』

こちらは不満を感じずに楽しめた。トンデモミステリーなのだが、演出方針が決まっていたのだ。前半をゴシックホラーの現代版のように撮っていて、中盤以降、犯人が動き出してからは前半から一転してサカサカ進んで、要するに、製作者からの「わかっています…

ハリー・ベリー『パーフェクト・ストレンジャー』

まあまあ…。無理矢理感があったなあ。ジョバンニ・リビジが険のある表情でなかなかいい。12年前にバンデラスがやった『ストレンジャー』というのをちょっと思い出した。タイトル、なんか関係あるのかな。

かつて友人で哲学者のダニエル・デネットは、ファウストのような口振りで、私に冗談を言った。「リチャード、本当に困ったときには……」。 (『神は妄想である』229ページ) そういえば日本人は「いざとなったら」という思考が好きで、差し迫った事態が出…

地殻津波

つい忘れてしまうけれども、地球というのはマントルの表面が冷えて饅頭の皮のように地殻の皮膜となって表面をおおっているだけなんだよな。地殻津波を引きおこすほどの隕石衝突は、科学番組にはなっても劇映画にはならないのだった…。

「どこを切っても映画が吹き出す」?

この役者にこの監督を得て、『レイダース』はどこを切っても映画が吹き出すような生き物だった。(藤原帰一「[映画の記憶] 045」『AERA』’08・6・30号 102ページ) 「切れば血の出る作品だ」と書いたのを編集者に訂正させられたのだろうか?

しかし、そうなると無能で蒙昧で頑迷な人間が食っていくにはどうしたらいいの?

たとえばいまだに「秋葉原の犯人は現実と仮想の区別が付かなくなって…」とか言い出す、客観的ということがどういうことかまったく理解できてない愚かな学者たちがいて(私はテレビで見た)、要するに秋葉原のあいつが現実と虚構の区別が付かなくなったのなら…

『神は妄想である』

半分くらいまで読んだ。やべえ、どんどん蒙を啓かれつつありますよ…。宗教の起源を、年長者のいうことを妄信することがヒトの生存に有利だった時代のなごりとしていて、それはとても納得できることなんだけど、その理屈は、個人の内省、思惟、さらにいえば体…

まだ続いてたの…

せっかくカナダくんだりまで出掛けて「時に質問に正しく答えておらず」「論理の破綻と飛躍」と指摘されてきたというのに進歩していないのである。http://d.hatena.ne.jp/kingfish/20080618 こういう口のきき方はしない方がいいんじゃないかと思うんですが。…