2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

新宿ピカデリー問題

m@stervision(星は白抜きにしたほうがいいんじゃないか)がひさびさに復活していて、新宿ピカデリーがチケットをもぎらないことを話題にしていたけれど、私は、「ピカデリー会員は最前列千円サービス」の方が不審なのだ。先日ピカデリーで『ダークナイト』…

猫猫先生支援

http://www.topics100.net/archives/news_/69_40/まあ文章がアレなんで情報の確度に責任はもちませんが…。

殉職の受け止め方

私たちも、かつてはいまのタリバンのような野蛮人で、異人切りなどしてそのことを自慢していた。人助けをしていたら野蛮人に殺された。アフガンの事件はそれだけのことにすぎないのだから、被害者に縁の無い日本人があたふたと何事かを口にしなければならな…

『虚無への供物』

真犯人の動機がまったく納得できない。な〜にが虚無か。物見高い大衆こそ悪しき犯人だって? ば〜か、読売新聞だって行って一千万部なんだ。日本の人口がどれだけあると思ってんだ。読んで見て話す人間なんて、昔も今もマイノリティなんだよ! 『黒鳥館戦後…

橋本治と中井英夫の「助手」

猫猫先生がけなしたことのある『虚無への供物』をいま読んでいるのだが、さきに巻末(講談社文庫版)の著者年譜をみてあっけにとられたのだが、橋本治の講談社文庫の著者年譜は、この中井の年譜のパロディだったのだね…。(講談社文庫版『虚無への供物』は19…

悪役としての笑い、孤高の笑い、狂気の笑い

笑う悪役を問われれば、いまの私は、『ダークナイト』の、無理やりしぼりだすように、狂気の表現というよりは狂気の添物のような笑いを笑うヒース・レジャーのジョーカーをまっさきに思い出すわけだが…。ところでゴドラ星人をみるたびにチーズドッグを思い出…

アホ文

「未だ文学者たちがそれなりに社会的な地位を維持し続けることができたのも」http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20080828 あはは。はじめに「未だ文学者たちがそれなりに社会的な地位を維持することができているのも」などと書いて、いやさすがにそれはない…

『バットマンビギンズ』を見直した

ブルース・ウェインが悪を体験し恐怖を克服する旅の途中で摘んだ青い花を悪用して、ラーズ・アル・グールがゴッサムシティを滅ぼすための幻覚剤を生成したり、父親の建設したモノレールの線路を(街を守るという父の遺志をつぐ理由から)破壊したり、なかな…

猫猫先生支援、かな…?

大塚英志が『サブカルチャー文学論』で、高橋源一郎の日記を例にあげて書いていたように、文章のディティールは、わかる人だけがわかる、「文学的ストーカー」だけが読み取れる、そういうものに変質してしまったのだ。 それは、具体性を失ってしまった、そう…

マンガ『鈴木先生』、アダルトビデオのない世界。

鈴木先生 (1) (ACTION COMICS)作者: 武富健治出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2006/08/11メディア: コミック購入: 12人 クリック: 328回この商品を含むブログ (314件) を見る友人の大プッシュを受けて読み出したのだが、重いね…。舞台は中学校。過剰な性欲を…

マンガ『鈴木先生』、民主主義と気分

(本文はあとで書く予定。あの酢豚の話を要約すると、タイトルのようなものになる、と思うのだが…)

善意に決別できない日本人

秋田県男鹿市の小学校に勤務していた男性教諭(40)が、特別支援学級の男子児童について、保護者に無断で名前や障害の程度などを占師に告げ、治療方法を相談していたことが分かった。教諭は「子供の障害が良くなればと考え、相談した」と市教委に説明して…

『チーム・バチスタの栄光』

原作未読。なかなか面白い。私はうまいことだまされた。××医師の様子がおかしいことは、はじめからけっこうわかりやすく描写されてて、そっちに引っかかってしまったわけだ。阿部寛のこういう役柄は、『TRICK』や『発狂する唇』の頃からだから、もう10年く…

猫猫先生…

筒井全集は24巻ですよ〜。すぐ直るかと思って放置してたんですが…。『橋本治小説集成』というのもありましたね。一期が桃尻娘シリーズで、二期が『ふしぎとぼくらはなにをしたらよいかの殺人事件』などで、第一期だけで中絶しちゃったやつ。

内側と外側

本作では、エネルギー危機という、まさにいま我々が直面している問題を、あたかも予言するようなシーンが随所に描かれている。監督自身、この深刻な事態を予測していたのだろうか? 「エネルギー危機の状況は、いままでもずっと注目をされてきたことだと思う…

リチャード・ケリー『サウスランド・テイルズ』

雑然とした感じが『夢の果てまでも』や『ストレンジ・デイズ』を彷彿とする。私には楽しめた。P.K.ディックの言及が多すぎるし(そっくりさんまで出てくる)、デビッド・リンチの音楽センスに影響されすぎているし、瑕疵が目に付くけど、31歳でこういう映…

顕微鏡映像の着色の仕方

http://www.archive.org/details/imaging_a_hidden_world リンク先の映像の8分過ぎくらいから。

物語離れしている私が…

本屋をうろついてたら「双調平家物語」が完結していて、読もうかどうか思案して、しかし結局「権力の日本人」しか読まないでおわりそうだな、とか思っていたが、ふと立読みした「平家物語ハンドブック」(小林保治編 三省堂)が面白くて、これは買った。承久…

おい! 東大教授!!

妄想を飛ばすのもいいかげんにせい!!! ビル解体作業のときのように内部に爆薬を仕掛けてないかぎり、あんなふうには崩壊しないから、自作自演であることは、いまや常識化しているわけでhttp://d.hatena.ne.jp/rento/20080821 http://www.nbbk.sakura.ne.j…

せめてお金を…

仕事先からの振込口座を「会社」がつくってくれなかった。一時的なつもりで自分の口座に振り込んでもらったら、「会社」が「私」を、業務上横領、はては検察が「私」を詐欺罪で告訴。みなさん、これ、どうおもいます? 私はなぜ逮捕され、そこで何を見たか。…

オカルティックに許さんと、頭の血管がもたん

私的にわたることで、とても些細で、しかも理不尽な目にあって、はらわたが煮え返っていたのだが(些細なことほどムカつくのである)、いまの爆撃のような雷鳴にあっけにとられて、これでもって許すことにした。オカルティックに許していかんと、これから頭…

『トゥモロー・ワールド』

DVDで再見。子どもが生まれなくなったくらいで、ここまで人間堕ちるものだろうか。これがまず疑問。子どもが生まれなくなることと、ニューヨークに怪獣が上陸することは、虚構としてその非現実度は同程度だと思うのだが(『クローバーフィールド』)、前者を…

『狂気の愛』

『ポゼッション』の監督の作品。『ポゼッション』は、「いいから何にもいわずに黙って見ろ!」と勧めたくなる作品だが、これはいろいろ語りたくなってくる。ごく簡単にいえば、ギャングの情婦にほれた若い男の映画なのだが、演出が普通でなくて、一回見ただ…

30年にわたって…

ふと思い立って『スターウォーズ』を見た。やはり最初のやつは、中予算映画というか、人がまばらなのである。DVDはCGを付け足したバージョンなのだが、こういう後付の加工を嫌う人もいるかもしれないが、私はべつにそれほど気にならない。ルーカスが『スター…

節約原則をことさらに主張する者には節約原則が欠けている、という皮肉。

私は浦沢直樹の『MONSTER』なんかは、長すぎて、全部で10巻くらいにまとめたほうがよかったとか思うのだが、私のこんな意見は、一介の消費者のたわごとにすぎなくて、飽きたら読むのをやめればいいのである。人気のある連載が、商業的要請から、連載期間を…

後ろ向きな映画の擁護

リチャード・ドーキンスが、『神は妄想である』のおわりのほうで、無神論者の私がとまどうほどに若者のキリスト教離れが進んでいる、と述懐していて、宗教離れの功罪の罪のほうとして、文学への理解が行き届かなくなる可能性を指摘していたけれど、なに、文…

つまらぬ男

私は幻聴とか幻覚とか、経験がないのである。でかい病気をしたこともないし、怪我もない。せいぜい毎晩の入眠時幻覚くらいで、こんなの幻覚のうちに入らない。UFOは、『未知との遭遇』みたいのが見れないかと思っていた時期もあったが、幽霊はこわくて、見た…

『ポゼッション』(1980)

偶然、タイトル以外のなんの情報もない状態で、白紙の状態で鑑賞したのだが(友人のダビングVHSコレクションを勝手にあさって見たのである…)、これは驚いた。主役の役者は若い頃からこういう役ばっかりだったのか…。あなたも検索しないで、なるべくジャケ写…

自由な社会においては封建的な表象はギャグの対象である

先に引用したユーチューブのバットマン動画のこのおばちゃん↓が、私大好きなのである。ツボにきて、つい吹いてしまった。 それでも、今でも、居間でソファにもたれながら編み物するおばちゃんはごまんといるだろうけれど、笑ってしまうのである。 自由な社会…

『ナイロビの蜂』

ああ、これは『地獄の黙示録』の医療版なのね。新薬を開発した医師が、奥地にひっこんでキリスト気取りになるという設定に、カーツ大佐のことをおもいだしたわけである。先進国の人間がろくでもないというのはいいけど、アフリカ人だって、避妊しないわ、女…