2010-02-01から1ヶ月間の記事一覧

矢川澄子でここに来るひとが途切れずにいる

そういえば澁澤龍彦も「享年○○歳」のくちだったけれど、その澁澤の若いころのポートレイトに広辞苑といっしょに写真におさまっているのがある。全集の初期の巻のどれかでみた。

「もともとあおられる業があった」

http://news.nifty.com/cs/magazine/detail/sapio-20100208-01/1.htm どうもな。私はもっと岸田秀的にかんがえてしまう。アメリカに負けた日本がどう生きるべきかを見失っていまの現状があるだけなのではないか。スペインに滅ぼされたマヤ民族みたいに、ある…

恋愛能力がない上に、それを所持する他人をうらやまない人

というのもけっこういるだろう。「なにが楽しくて生きているのだろう」。だから、そういう発想もしないんだよこういう人は。そんなこともわからないのかおまえは。こういう人を調査すればいいのにねとおもう。

篠田正浩先生

今まで映像にすることができなかった失われた空間が再現でき、失われた時間を取り戻せる。こんな楽しいことはない。デジタル世代はこれをフルに使って新しい文化を作ってほしい。私はその前衛かもしれないが、私だけじゃ、寂しいよねhttp://www.nikkansports…

私が篠田先生を尊敬する理由

もう端的に、外人を毎回(にちかいくらい)画面に出してくるからだ。そういう原作とはいえ、『沈黙』のころからそうだったのだ。外人を出さない日本映画は、もうその時点でわたしは減点して評価してしまう。世界には、外人が、いるのだ。たまに、まだ若いの…

『沈黙』(篠田正浩)

原作は昔読んだはずだが思い出せない…。つかれていたのでところどころ寝たが、セットも風格があって、映像も美しくて楽しめた。篠田の身体主義と勝手に呼んでいるのだが、内面にあんまり興味のないひとだと思うのである(日本映画でそっせんしてCGを導入して…

もっとたんじゅんなこと

むかし『カミとヒトの解剖学』だったか、養老孟司が、死者と生者の違いは曖昧である、もっといってしまえば「死ぬという瞬間はない」ことを論じていたが、そういえば、単に体を洗わないだけでも生きてる人間は腐乱死体並に臭くなるのだった。神道の原初を空…

「差別に対する反抗」

生徒の「差別がいけないならなぜ天皇はいいんですか」という質問に教師が答えられない、それが差別の根源だ(http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20100228) そこなんですよ。私が子供からそういう問いを受けたら、「差別されて虐待されてるわけじゃないんだ…

トヨタの報道をながめながら…

日本がアメリカや中国からうとまれたらどうなるのだろう。日本国内の下層民を見捨てて二流国に格下げになって世界にしがみつくのだろうか。北朝鮮はがんばって強面をつらぬいているけれども、日本は北朝鮮と正反対の、軟弱な、しかし経済的にも下手に出た甲…

「他人の生活を守る人びと」の論理

なにさまのつもりで、調子こいて人を「ハゲタカ」とか罵ってるんだよ、としか思わない。(http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20100223) あはは。それこそ「大きな旅館の息子」さまのつもりで口走っちゃったんでしょう。『球形の荒野』の芦田紳介も、自分の…

「趣味」という言葉

どうも人によってかなり意味するところが違うような気がするのだが…。 http://twitter.com/kokada_jnet/status/9525461081 美食や飲酒は趣味の範疇だと私は思うのだが…。あと「性癖」というのも、とくにセックスに関係のない、その人の傾向というくらいの意…

罪の意識のない世界

せめて罪の意識などという余計なものは受け入れないですませるようにするというのが、われわれのとるべき方向であると思っている(http://d.hatena.ne.jp/jmiyaza/20100221) 他人を知ることがなければ彼我の差を考えることもなくなるのだから、さしあたって…

マンガ文化の豊穣さ

の怖い面。コマがひとつの文章に相当すると考えると、ずいぶんと多弁になったものだなあと思う。いろんなものを取り込むようになった。その豊穣さが恐ろしい。そんなら読まなきゃいいじゃん。読まないどころか、量が多すぎて読み切れません。だからかえって…

『球形の荒野』(映画版)

なかなかいい。映画は生き別れになっていた芦田紳介と島田陽子の父娘が再会して「カラスは山にかわいい七つの子があるからよ」と童謡をしみじみとうたっておわるのだが、この作品の5年後には「カラスの勝手でしょ」がヒットする。感性の端境期にあった映画…

神なんてそんなもんですよ

最近では「大」じゃなくて「神展開」とか「ネ申」とか書いて自分のバカさをさらけだしている奴がいる。http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20100221 無知や愚鈍、一つ覚えは、わかりやすい「バカ」だが、みだりがましいのもたしかに「バカ」の分類に入ってい…

ある種の人びと/分類

べつに血液型性格判断を信じてたって構わねえじゃねえかそいつが信じたいだけなんだしと私は思うほう(私は信じていない)。こういう人にやたらに怒る人びとの一群というのがまた別にいて、その人たちの前提がだんだん分かってきた。ある血液型をもつ人びと…

『夕日に赤い俺の顔』

これは面白い。なぜか戦隊ものを連想してしまった。ラストシーンの横構図は、さらになぜか怪獣ものを連想。こういうのと『秋刀魚の味』が同時代だったのなら、そりゃ「松竹ヌーベルバーグ」だわなと思う。

これは大橋さんのほうが筋が通っているようだなあ…

http://twitter.com/tonton1965/status/9374966944 なぜ誰も橋本に反論しないか。それはそれこそべつのつぶやきで小谷野さんが言ったように「タブー」だからでは? 奇行は笑えるけど躁鬱病は笑えない。筒井康隆は有吉佐和子を躁鬱病だと早々に判断したし、マ…

ひさびさに聞いた「ハプニング」

この言葉は「サプライズ」に置き換えられつつある。

『ジェネラル・ルージュの凱旋』

そういえば見てなくて、竹内結子のファンだし見ておこうと。今回はミステリ風味は薄くて、阿部寛もあまり活躍しない。ふつうの感動系医療ドラマに仕上がってた。手術をしないから医療ミスのリスクが低く、クスリ漬けにしても患者にばれにくいからという理由…

外部と外部と外部

http://twitter.com/tokyomarlin/status/9423462902 それは穿ちすぎなんじゃないですかね。有吉は橋本に発見されて嬉しかったし、また橋本も有吉と交流を持ったことで文壇に絶望しないで済んだ(橋本は三島由紀夫が生きていたらと嘆いていたこともある)。マ…

様々なレベルの薮の中

http://twitter.com/tonton1965/status/9330236710 この応酬はちょっと面白い。なお有吉の話は旧の『恋愛論』(講談社文庫)にあったと思う。いまの文庫版(ソフトバンク文庫)からはのけられたのでは。←記憶に頼って書いているので情報がまちがっていたら御…

私は資本主義の顕現を目のあたりにした

「学科があったら、かならず予備校があるんですよ」って言われたのだ。びっくりした。そんなこと、想像もしなかった。いやあ「想像力」の欠如、いや現実認識力の欠如ですよこれは。

現代日本人は日本国憲法を知っているか

あやしいものだと思いますが…。わたしもぜんぜん読んでません。いま見たら最後の条文は、現憲法移行期の公務員の地位についての注釈だった。(あなたがかつて読んだとして)あなたはこれ、覚えていましたか?封建時代の庶民だって「おかみ」という言葉くらい…

私もあやしいものだ…。

AV女優の一部に軽度の知的障害者がいることは事実でしょう。吉行淳之介は、赤線の娼婦の一部に知的障害者がいたことを語っています。http://d.hatena.ne.jp/mailinglist/20100217/p1#c1266372423 成年期(18歳 - ) 一般的な職場への就労はハードルが高いが…

アダルトビデオ30年

そろそろ「親バレ」ではなく「子バレ」する元女優も出るだろう…。

性の蓋然性

ただ当然、出演した以上、飯島はカネを貰っている。そうである以上、訴えて出ることなどあるはずがない。(http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20100215) これって確定してるんですか? 領収書でもあったんですか? それにカネもらってたって、腹に据えかね…

何を知っているというのだ 言葉を知っているのか 事実を知っているのか 人を知っているというのか

何を知っていれば天皇を知っていることになるのだろう。私は皇居前でたまたま皇居に帰る車中の天皇夫妻を見かけたことがある。なんの感慨もなかった。テレビで見かけた顔を見たというだけだった。一秒かそこらだ。どんな田舎だって、江戸時代だったら農民は…

自我は、猥褻

ということなんだろうなあ。松文館裁判を知らなかったか忘れたかして、『蜜室』の表紙絵など見た。猥褻な気分になりたいひとが、想像力の介助を専門家(漫画家)に求める。堅い言葉でいいかえれば、エロマンガを見る心理とはこういうことだろう。専門店で売…

なぜ義体化したのに老けた外見を選んだのか

この着眼点は面白い。いままで思いつかなかった。ごく簡単に考えて、仕事に没頭したい、雑事に煩わされたくない、他人に近寄ってきてほしくないから、といったあたりか。 http://oshii.seesaa.net/article/12108386.html