2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』

ハリウッドでも弾着などまでCGで表現するようになったのかと、感慨深かった。日本の『座頭市』(2003)で、血糊をすべてCGにしていたのには、スケジュールの制約上しかたなくリアリズムを捨てたことを逆手にとったユーモアさえ感じたものだが。高所から落下…

後片付けのゲーム

ちらかした部屋を片づけて、その作業の巧みさによって点数が変化するゲームでも作ればいいのではなかろうか。

電気屋で立体テレビを初体験した

『タイタンの戦い』を見た。とくに感激することもなかった。 こちらは別件でエドウィン・ランドについて調べていたら見つけたもの。勉強になった。http://www.3dc.gr.jp/jp/info/100727/100727ooguchi.pdf

「筒井の葉書なんて、どこから流出したのだ。」

http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20100830 本人が古書店におろした書籍のなかに紛れ込んでいた、とか。

わからないというほどのことはない

http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20100831 品川にとって冗長に感じられたからではないですか。「フランスへ」という目的語に「外遊に」なんて補語は無用だろうと。品川が「取ったらどうですか」と話した相手はたぶん山崎の担当の編集者なのだろうけれど、…

「大乱歩」について(大について)

『偉大なる夢』を読もうと手にとった講談社版の乱歩全集の第十三巻(昭和五十四年)に、「江戸川乱歩と心理学」(大内茂男)という短文があって、 その第二は、精神分析学者で性科学研究家、怪奇小説の作家でもあった高橋鐵のエッセー「大乱歩の精神分析」(…

スティーブン・ソマーズ『G.I.ジョー』

こういう展開だとは想像もしなかったので、正直驚いた。某有名作品を下敷きにしているわけだが。お得感がありました。G.I.ジョー [DVD]出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン発売日: 2009/12/11メディア: DVD購入: 3人 クリック…

9.11の予言

あのテロ以前につくられた、テロの様子にいちばん似通ったフィクションの映像は『コンタクト』なのではないかと思った。猛烈な粉塵が巨大な窓に押寄せるという見せ場は、『トータル・リコール』にもある。アナウンサーが振り返るショットがなんともよくでき…

問題は宗教ではなかった

人は、生きる意味ではなく、信念をもつ意味こそを、じつは問わなければならなかった。現代人は信念というものの不定形さ、不気味さに直面することを忌避して、この半世紀、あるいは二十世紀まるごとを宗教批判にかまけていたのだろう。科学批判もまた、人が…

狂信一歩手前

コンタクト 特別版 [DVD]出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ発売日: 2000/08/25メディア: DVD クリック: 33回この商品を含むブログ (39件) を見るひさしぶりに見返したら、宗教と科学の対比というよりかは、それぞれを牽引する信念について語ってい…

目にみえない能力

直撃現代百物語 新耳袋大逆転作者: ギンティ小林,ヒロモト森一出版社/メーカー: 洋泉社発売日: 2008/08/30メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 2人 クリック: 24回この商品を含むブログ (6件) を見る新人バイトに霊能力があって、著者にみえない霊を見る…

『乱』

それほど長く感じないのが意外だ。民主主義とは下克上のことだという話を思い出す。楓の方が初めから一文字家の滅亡を期して行動していることなどわかりそうなものだ。楓の方は秀虎の転写された姿なのか。井川比佐志が「中国」というのが興ざめだ。支那と言…

中央線と総武線(総武線にも快速があるのか…)

http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20100821まあごく単純に、オレンジ色の車輛に乗れば中央線、黄色のだったら総武線でいいのでは。「各駅なら総武線」というのは、そういう意味でよくわかる(後述)。秋葉原から、中央線に乗ることはできないのだけれども…

ピーター・ジャクソン『キング・コング』

機会があったので見返した。ラストで、カール(ジャック・ブラック)が「コングは科学文明にではなく美女に殺された野獣なのだ」という意味のことをのたまうのが、正直不可解だ。コングの物語にアン(ナオミ・ワッツ)を引き込んだのは、他でもないカール自…

『乱』

王の娘の三姉妹を、武将の三人の息子(孝虎、正虎、直虎で、『トラ、トラ、トラ』の謎かけではあった)に置き換えるのは無理がある。黒澤明の狙いがわからない。あるいは愚痴か。隆大介がたばねた矢を無理にへし折るところや、貧窮をみかねた領民からの施し…

イーグルトンの本

現代の「先進社会」は自らの外部に無慈悲に当たり、内部においては不寛容と無関心を蔓延させている、とイーグルトンは批判する。たしかにそのとおりだ…。

言語

戦争の被害にたいする不満というのは、結局のところ、支配層の言語と被支配層の言語の齟齬にあるのだなあと思う。政治とは、言葉のことなのだろうなあ、と。内訟録―細川護熙総理大臣日記作者: 細川護熙出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2010/05/2…

とられぬ玉

戊辰戦争 裏切りの明治維新 (静山社文庫)作者: 星亮一出版社/メーカー: 静山社発売日: 2010/08/04メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 10回この商品を含むブログ (1件) を見る暗闘―スターリン、トルーマンと日本降伏作者: 長谷川毅出版社/メーカー: 中央公論…

戦争と将棋

ついつい考えもしないこと。もし太平洋戦争で日本が優勢だったら、日本軍はワシントンまで進軍するか、降伏したアメリカに進駐(占領)してやはりワシントンまで行かなければならなかった。引き分け・講和には、それぞれの思惑が合致する必要があって、もし…

泳ぐとはどういうことか

人体が水に浮きつづけるには四肢はどのように動くべきか。理科の実習とおもえばいい。私は泳ぐ必要を感じないでいたから、高校までぜんぜん泳げないままでいたが、本を読んだら必然的に泳げるようになった。たしかに泳ぐことはエネルギーを使うのでダイエッ…

『歸國』

ビートたけしが石坂浩二を刺し殺すシーンがあるのだけれど、『世界まるごとHow much?』の視聴者としては感慨深いな…。向井理は『ゲゲゲの女房』のことを思って、ちょっと面白い。

組織

橋本治が『宗教なんかこわくない!』かなにかで、麻原を免罪して実行犯だけを極刑にすればいいと、これは冗談まじりなのだろうが、そういうことを書いていて、なるほどなあと思ったことがある。しかしこれはよく考えたら、自営業の、それも少人数の組織でし…

なぜか知らんが、コンビニにならんでた…

リクルート事件・江副浩正の真実 (中公新書ラクレ)作者: 江副浩正出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2010/08メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 35回この商品を含むブログ (10件) を見る

石原慎太郎で驚くのは…

選挙の票田にするために、宗教を利用したことを平然と本に書いたことだろうか。これはちょっと驚いたし、いろんなものに1番乗りしてきた人の余得だろうな、と思ったもの。法華経を生きる (幻冬舎文庫)作者: 石原慎太郎出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2000/0…

水泳

小谷野さん、水泳に限らず、スポーツって頭でやるものですよ。泳げない理由は、息継ぎがスムーズにできないからじゃないですか? その場合は、頭を上げすぎて体が水平を保てなくなって、水の抵抗が増したから。いわゆる「運動神経」なんて、ないです。

そんなの…

http://twitter.com/kobayashitakuya/status/20983748970 父親の前妻に子供がいる、というのと、そう変わらないのでは。

アナログとデジタルの共存時代

そういえば、再生音声なんて、ノイズまみれなのが当たり前なのだった。技術会社がノイズを低減した音を開発して、それを「ちゃんとした音」だと思う文化を、受け手の側で蓄積していった。むかしウェスタンショーで、爆発のアトラクション(ダイナマイトが爆…

個人情報を掌握するのは国家のみとするなり

て、ことなのかなあ…。注意喚起CMなんか流してるけど。100歳老人問題で、「把握できてないこと」を満天下にさらしたばかりだもんな、日本国は。しかし、民主主義国家なんだから、民に個人情報がもれたからってなにをおののく必要があるのか。それに、どこま…

知は力か

力を構成する条件であっても、知は力そのものではない。原爆の作り方を知っていたって、材料がなければ作れない。

映画『薩英戦争』(案)

薩摩藩士は血気さかんで『御法度』が上品にみえるくらいに粗暴で、『アウトレイジ』のような感じでリンチが横行している。それが文化だから、殿さまも咎めない。「をを、士気が漲ってよいことじゃ」。嬲り殺した弱虫藩士の肝を食らうグロシーンあり。対する…