2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

報復の不安

電車のなかで週刊ポストを読んでいたら、財務省の研究という特集記事があって、財務省は大臣をいいように操縦するための籠絡の手段として、大臣に、わざと重要な情報を教えないことで、かれを国会答弁の場などで恥をかかせて、心理的に制圧して自分たちのい…

解像度と動き

仕事まわりであれやこれやと忙しくて、あまりブログに書くことも思い浮かばないので、映画のことを書くしかないのだが、映画の映像の解像度は、何が正しいのかなあということ。 もちろんこういう問題設定が、そもそも当を失しているもので、映像は映像でしか…

立つ瀬ンテンスがない

某所で「センテンスに立つ」という表現をみたが、これは「コンテクストに立つ/よる」の誤用ではないか。あるいは「コンセンサスの上に成り立っている」などと言おうとして言葉が出てこなかったのか。

『監督失格』

どうせソフト化されてレンタル店で借りられるだろうから、劇場まで行かなくてもいいか、などと思っていたのだが、矢野顕子が音楽を担当するときいて、そのミスマッチな感じがおもしろくて、それからは公開を待ち遠しくおもっていたのである。 私は1976年…

『コクリコ坂から』

かなり感動した。こういう映画が出現する世界の妙、時の流れの不思議さ、を強く感じた。 政治というのが、舞台劇、もっと言ってしまえば、歌合戦のようなもの、という駿翁の認識はもっともである。この作品の時代設定である昭和38年頃には、大島渚(そうい…