丸山健二「田舎暮らしに殺されない法」

著者の社会への呪詛の度合いがものすごい。それこそダニエル・プレインビューに勝るとも劣らない。

しかし著者も結局はせこい現代人で、災害にあった別荘地をみて、「ああいう別荘が買えない貧乏作家でよかった」と胸をなでおろしたりしている。くだらない奴だな。お前だって他人の不幸を喜んでいるじゃないか。

まったく、著者こそありがちな日本人の一典型だよ。若い人は読んでおくといい。