福田康夫政権を倒した池田信夫先生…

温暖化論議をまだ続けていらっしゃる。それは確かに二酸化炭素地球温暖化の原因ではないだろうが、主要因ではありそうに思えるのだが(たばこは肺がんの原因かというのと同じ理屈)。

私はカール・セーガンの議論が妥当なように思う。せっかく太古に樹木の形で固定した二酸化炭素を解放しているのだ(石油燃料を使うというのはそういうこと)。影響がないはずないと思う。

二酸化炭素規制より先にやることがあるはずという理屈も疑問だ。感染症などは、気温が高いほど伝播もしやすかろうから、二酸化炭素規制は迂遠なようでも結局はリーズナブルなのだ。これもセーガンの議論からおそわった。

人類は集合住宅に住んで、風力発電かなんかでエアコンを動かして、じっとしていたほうがいい。後ろ向きなようだが、すべての人がじっとしているというのが、結局は人類の最大幸福なのではないだろうか。こういう私の印象は、あまりにも映画『マトリックス』に影響されすぎているだろうか。ゲームに熱中している子どもを眺めていると、なんだか人類の究極の姿を見ているような気がするのである。

とはいえ藤子Fの『みどりの守り神』のように、二酸化炭素が増大した地球に植物が異様に繁茂することで、温暖化問題は自然に解消されてしまうかもしれないけれども…。