『赤い天使』

赤い天使 [DVD]

戦場版スチュワーデス物語…。

　若尾文子の役が日本人にしてはずいぶん意志的で、見ていて不思議だった。こうありたかったということなのだろうか。芦田伸介が上層部を非難するのも、では意見具申すればいいのにとしか思わない。愚痴だとわかって言っているのか、卑屈さのない芦田のキャラクターのせいでそこがはっきりしない。普通に女を愛せない男や、たたない男ばかりがでてきて、若尾に謝罪し、あるいは感謝して死んでいく。

　どうもよくわからない映画だった。