志賀を弁護

 金持の所謂旦那と云う男が緒方との関係をよく知りながら、その儘で蕗子母子(おやこ)によくしている。それを旦那に使われている或る男が余りにひどいではないかと云うので、強面(こわもて)に意見をすると、女は怒って、その春に旦那に作って貰った晴着をその場で滅茶々々に引き裂き、泣きながら自動車で緒方の家へ来たが、公然と呼び出す事が出来ないので、前でまごまごしていると偶然緒方の弟が出先きから帰って来た。女はそれに会わして呉れと頼んだ。(某所で引用された暗夜行路をいじった)

そんなにわかりにくい話とも思わないが。緒方は蕗子をどう思っているのか(はいこれも読んでません、そのうち確認)。