どですかでん

どん底が監督四十七歳ころの作品で、この映画は六十歳のときの仕事。あいだには赤ひげやらハリウッド作品降板事件などがある。三船的キャラが今作以降登場しなくなる。

もしかしたら前に見ていた? 村松達雄演ずる京太が逃げ出すシーンに見おぼえがある。

生きるが監督四十二歳のときのもので、見ると意外に「若い」ので違和感があるが、どですかでんは順当というか…。

枯れてしまったらどんな木なのかはどうでもいい、というセリフが印象に残る。

武満徹のテーマ曲がすごくいい。