平和と妄想と男

『走れ! タカハシ』はじめて読む。面白い。村上龍にはめずらしく関西弁の語り手が出る。

平和な時代に若い男の妄想は笑ってすませることができるけれど、若くない男や平和でない時代の男の妄想は笑えない。村上龍がいいたかったことがやっとわかるようになってきた。