怪人としての植草甚一(もの書きなんてみんなウソツキなんだよ)

まあ、私も根に持つほうなので…。(これも唐沢関連の記事なので、盗作問題ウォッチャー氏、ヨロシク!)

私は植草甚一を名前しかしらなかった。「そういう人もいたらしいねえ」としか思っていなかった。

当時植草さんはニューヨークには行った事がないのですが、雑誌からニューヨークの地図を破いてきて、「ここに○○があって、」とアタマの中にある物件を描き足していった“植草地図”を作って中平さんに差し上げたんだそうです。
で、中平さんは「もー、デタラメでした。」http://love.ap.teacup.com/tsuruyasennendo/7.html?rev=1

植草甚一 でたらめ」で検索したら、とりあえず引っかかったのがこのブログ。これがホントの「脳内ニューヨーク」。

さらに上には上がいた。

植草さんは寺山修司さんにも同じような地図を作って渡したのですが、寺山さんは「まったく、そのとおりでした。」と答えた

これは大笑いである。寺山修司もよく知らないのだが(『田園に死す』見たのみ。本は一冊も手にとってない)、この本で描かれた寺山の印象が強くて…。

映画を夢みて (ちくま文庫)

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歪曲に関する「一の法則」が存在する? 星新一アシモフの雑学コレクション』は原本とどれくらい違うのだろうね。『夜明けあと』も、中学生の頃読んだが、あれ、もとの新聞記事を、そういえば私は見たわけじゃないもんな。

夜明けあと (新潮文庫)

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