鮮烈な印象の夢

あまりにも強烈なのですぐに覚醒してしまった。雨上がりのグラウンドに陽光が降り注ぐなかで、私はもう一人の私と格闘している。それまでもう一人の私は、私を誘惑し、私が私の人生を迷う様を笑って眺めていたのだ。はじめて私はもう一人の私に対し、勇気を振り絞って反抗したのだ。さんざん殴り合った後、私ともうひとりの私は、敵対意識の緊張が途切れて、ふと互いに笑いあう。二人は抱き合って和解する。ここで目が覚めた。いろいろなイメージは直近に見たいくつかの映画や日常の経験から断片的に採られたものだが(夢を反芻していて容易に思い当たった)、それらを総合して表現された感情は私自身のものだった。私は自分の本当の感情に驚きながら目覚めたのだった。