「刎頸の友」

「親殺し合う計画、裏切ったら殺す」約束 宝塚女子中学生放火
7月27日8時17分配信 産経新聞
 兵庫県宝塚市で3人が死傷した放火事件で、逮捕された市立中3年の少女(15)と同級生の少女(14)が「親を殺し合う計画を裏切ったら、相手を殺す」という約束をしたと供述していることが26日、県警への取材で分かった。2人は以前から親への不満を漏らしあっており、県警は、互いの境遇への共感が殺害計画へとエスカレートしていったとみている。

 県警によると、2人は自宅近くのたまり場でしゃべり合っているうちに、「親がいないところで、人生をやり直そう」と、互いの両親を殺害することを計画。その際、計画を裏切った方を殺すと約束し合ったという。

 2人は今月9日未明、少女宅に放火。その後、同級生宅で台所に食用油をまいているところを発見され、身柄を確保された。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100727-00000506-san-soci

なんだかわからないが、すごいな。過激派みたいだ。『輝く日の宮』を読んだ直後だけに。

ああ、『乙女の祈り』っていう映画もあったな。

魔少年ビーティー』で、「僕は精神的貴族」というせりふがあったけれど、それをちょっと思い出した。貴族としての自我を侵されたら、報復せざるをえないわけだ。だから、親を殺しても「人生をやり直せる」と思うことができる。井筒監督の『ヒーローショー』を見ても、彼女らは鼻で笑うことだろう。あるいは、殺人を当然視しすぎて、特に何とも思わないとか。