「無条件降伏」と「国体の護持」

http://ci.nii.ac.jp/naid/110006572542
日米エスタブリッシュメント同士の合作、というところなのだろうなあ。相手に条件なんか付けさせないぜ! として自国民をひっぱったアメリカ政府。国体の護持という条件を飲ませたんだから、無条件降伏なんかじゃなかったぜ! と主張する日本エスタブリッシュメントの代弁者。そのへんは好きに解釈してくださいよ、ごにょごにょ…という日本国政府。国体が天皇制ということなら守られたのかもしれないが、私はこれをどう把握すべきなのかわからない。天皇以下すべての日本の既存のシステムにアメリカの手が加わったこと(憲法)は、無条件降伏を押し付けた結果だと強弁できそうだし。

「なんで天皇を処罰できなかったんだ、アメリカ政府は国民を裏切った」とマルクス博士が思っているのなら、それは正しい。筋がとおっている。