日本映画の自然描写

WOWOWで「黄泉がえり」を見ました。


田舎でロケをした映画なのですが、
この作品では、阿蘇山の威容が圧倒的で、
それだけで1時間半が「もった」ような気がします。


予算がハリウッドにくらべて少ない日本映画
では自然描写をもちこむことで画面を「もたせる」
ということがままあります。


黒沢清監督の作品はその手法(手法なのか)を多用していて
蜘蛛の瞳」でのどこかのゴルフ場*1
「カリスマ」でのどこかの山の中
などがあります。

*1:そういえばゴルフ場は自然環境ではないですが、一面のみどり色が通俗的に自然を想起させるのです。想起しないゾという論客は許してください……