ピーター・ボグダノヴィッチ「ハリウッド・インプレッション」(フィルムアート社)

彼は初期の映画オタクとして、ソダーバーグやタランティーノの先輩にあたる。

この本では、斜陽を迎えた60年代ハリウッドや、ジェリー・ルイス(ブームマイクを異様に嫌った)やケイリー・グラントへのインタビュー、政治的でなく好奇心からのニクソンとの会見などのトピックが綴られている。

誰もが、いまや映画の映画を撮っている。これを最初に言い出したのは、どうやらオーソン・ウェルズらしい。