インベージョン

 まるっきり政治風刺映画になってて、SF的ギミックはとてもおざなりに触れてあるだけなのが興味深い(全米上空で爆発飛散したスペースシャトル愛国者」号の破片に、個人を集団主義者に変貌させるウイルス様生物が潜んでいた…)。あるいはこれは監督の資質なのか。

 もうひとつ面白かったのは、この映画、展開はゆっくりしているのに、編集のタイミングは速いのだ。ちょっと他に類をみないリズム感があった。