パール判事

この過ちが、もし太平洋戦争を意味しているというなら、これまた日本の責任ではない。その戦争の種は、西欧諸国が東洋侵略のために蒔いたものであることも明瞭だ。ただし、過ちをくり返さぬということが、将来再軍備はしない、戦争は放棄したという誓いであるならば、非常にりっぱな決意である。それなら賛成だ。しかし、それならばなぜそのようにはっきりした表現をもちいないのか」

『パール博士「平和の宣言」』92ページより。太字は引用者


よくパールについて語られるとき、強調した部分が省略されてないか。今度この部分を知って、軽く驚いたのだが。この部分があることで、雑賀忠義の抗議は根拠を失ってしまうように思えるのだが。