「食うためなら殺していい」理論

週刊現代六月二十八日号28ページ写真、キャプション「皆が写メを撮る異様な光景」には笑ってしまった。

おまえもそれを撮っているんだろが! と、小一時間…。

しかしこれを見て、食肉にまつわる倫理問題などででてくる「食うためなら殺していい理論」のことについ思いをはせてしまった。

まあ私も食うためなら仕方ないかな、などと漠然とおもっている。つまり正直に言えば、ちゃんと考えていないわけだ。

この週刊現代の写真だって、倫理を喪失しているいまどきの若者を告発する意図をもって、あえて倫理を喪失しているいまどきの若者と同じことをしたわけだ(笑) あとカメラマンが食うために。

べつにそれは悪いことじゃないよなあと思いつつ、う〜ん、とうなってしまう気持ちもあるわけである。

食肉として殺される側にしたら、食われてのちのちウンコになることも、残飯として廃棄されゴミとなることも同じなんだけどね…。