池田先生がドーキンスを批判していた…。

しかし、もともと宗教に興味のない日本人には、ニーチェから100年以上たって「神は存在しない」って力説されてもなぁ・・・という感じだろう。http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/5713bcb84850ccfe5b15c36b42d98b9a


いえいえ池田先生、非合理な上位概念に人格をあたえることをドーキンスは批判しているのですから、日本人にだって世間、あるいは池田先生が注目している空気、があるではないですか。人格化は薄いが、人を強固に縛る面において、これは西洋人の神に相当近い。祖先信仰だってある。占いや霊感やら、オカルト花盛りではないですか。

ドーキンスアルカイダキリスト教原理主義のない世界がよりましであるだろうと言っているだけで(進化論者ならそうとしかいえないわけだが。最善の進化なんてあるわけない)、世界に平和がおとずれるとまでは言っていないのですよ。もちろん共産主義は宗教だった。

科学と宗教の境目があいまいにも連続していたところで、それがどうしたというのでしょう。あきらかに常軌を逸した思想は淡々と否定していくのみです。

宗教は古い人類が頼っていて、そして現代ではその無駄が目立ってきた文化形式にすぎないのではないですか? それこそ著作権のように。