猛暑がおりなすエクリチュール・その2

味の素のコマーシャルで、味の素はさとうきびから作られる――サトウキビを発酵させてからつくるというメッセージが入っている。それは正しいことなのだろうが、だから味の素は「化学調味料ではございません」とでもいいたいのだろう。実際、「化学調味料」という言葉は日常的に使われているのだが、業界では「うま味調味料」というそうだ。しかし、だからといって、「うま味調味料」は依然として化学調味料であることに変わりはない。また問題は、「うま味調味料」だろうがなんだろうが、そうした「うま味調味料」の使いすぎ、アミノ酸投与過多がいかに国民の味覚と健康を損ねているか、たとえ企業が認めなくても、因果関係が証明されなくとも、国民はみんな知っている。http://d.hatena.ne.jp/rento/20080727

×××授、とばしてるなあ…。私は味の素って使ったことがないのだが(実家が味の素に偏見をもっていたことが影響しているのだろう)、こうも変なことを言う人をみると、味の素の肩をもちたくなってしまう。だいたい、生産物を消費者が利用しすぎることが、なんで生産者の責任になるんだよ。

ここでいう「糖蜜」とは通常「廃糖蜜」とよばれるものであり、さとうきびから砂糖をしぼり取ったあとのコールタール状の廃物である。http://d.hatena.ne.jp/keyword/%cc%a3%a4%ce%c1%c7

私の義務教育時代の家庭科の先生は、素面で、味の素石油原料説を唱えていたけど(やれやれ)、この「コールタール状の廃物」が石油説の発想のもとなのかしらん。

調味料なんて、食いにくい食品をむりに嚥下する方便なのだから、当人が不要と思えば味なんかしなくていいのである。実際に、ものぐさな独身者である私は、自分で食う食事をしばしば味付けしない。まあ、塩は適量摂取しなければ生存できないが。