白洲正子とグローバル・スタンダード

国際化とか市場開放とか、グローバル・スタンダードに合わせなければいけないのは、おカネの世界だけでいいんじゃあないの。精神的な鎖国をすると、何か困ることがあると思う?(『対座』60ページ)

19歳の白洲正子には「生活の不安」という語彙がその辞書になかったそうだが(『対座』76ページ)、88歳の彼女には「グローバル・スタンダード」という単語までが「登録」されていた。柔軟なことだ…。