べつに忘れてはいない。

「「いじめられた経験で損なわれた自尊心や、脅かされた恐怖というものは、物理的には存在しないのだ」あれあれ?こんなこと言った人がこんなこと言ってるの?自分の言ったことをすぐに忘れる人たち列伝。」

黒古さんを囲んでいる奴らが抱えている怒りが、根拠のない、物理的基盤をもたないものだということである。

どうせ黒古さんが困惑しているのをながめて楽しみたいだけなんだろう? そういう心性を私は是としない。黒古さんと共有したい認識があるのならば、相手にわかるように提示して、議論をつくして納得してもらい、友好的に別れればよいではないか。

それ以上のことを他人に要求するのは、虫が良すぎるというものだろう。老人を折檻して正義面するようなまねをするな。