心が大事なのは、心が大事と叫ぶことでメシを食ってる人の収入にかかわることだから

自尊感情を維持したまま生きていけるような家族をどうやって再生するかhttp://blog.tatsuru.com/2008/10/15_1715.php


自尊感情というのが錯覚の一つでしかないことを教育されて知ることが、現代人の義務であるとしか思えないのだが…。何のために近代国家をつくりあげて社会保障をあれこれ積み上げてきたのか、内田先生にはここ百年の現代史の流れが見えなかったのだろうか…。

ひどい孤独のなかで平然とメディアにまみれて犯罪も起こさずに凡々と生きている現代人なんて、私を含めて、日本にはザラにいるんですが…。

だから『神は妄想である』を書いたドーキンスの結論に私は賛成するけれども、その結論に向き合う余裕をもてない状況にいる個人もまた無数にいるわけで、そういう人にむげに「神は妄想である」と言ってもしょうがないのである。

神どころか、科学だって妄想だし、家族だって妄想だし、映画だって妄想だし、マンガだって妄想だし…。「私」だって妄想だし…。