山下耕作監督『泣いて笑って涙して ポコァポコ』

小児麻痺をわずらって車椅子で生活している女性が、アルミ缶を換金して車椅子を購入して福祉施設に寄付することを生きがいとして見つけるという物語。

阿佐ヶ谷でみそびれたのだが、図書館にビデオがあったので見てみた。

こういうのに弱いので涙ぐんでみたわけだが、道徳的な話とは別に経済の話としても勉強になった。要するに、他の人と違うことをするからお金になるのである。もっと言えば仕事になる。

他人と同質でありたいと思う心と、その心のままに過ごしては、「三日坊主のあほんだら」でしかないという現実。この不思議な矛盾に制約されて人間は生きているのだ。