孤独から連帯へ

せっかく柳美里を読んだのだから、雨宮処凛も読んでおこう。

「生きづらさ」について (光文社新書)

「生きづらさ」について (光文社新書)

『生き地獄天国』など初期の著作はおいおい手にとるとして、最近のものから入ってみた。

働くことは不思議だとおもいはじめれば底なしに不思議で不合理だが、自我を抑制して作業してればそんなことはない。生きることと同じだ。報酬や余暇が少なすぎるのが問題なのだ。企業そのものが市場をみうしなっているのに、そのことを認めないのが悲劇のはじまりだ。無駄をカットするのがクレバーとは限らない。合理的思考そのものが本質的にマッチポンプなものだった。