黒沢明

一九一〇年うまれなので十年ごとに区切ってみるとこれがけっこう区切れる気がする。

東宝若手監督期の三十代(一九四〇年代)、世界のクロサワとして羅生門生きる七人の侍隠し砦の三悪人など連発した四十代、黒沢プロで悪い奴ほどよく眠るから赤ひげまでの五十代、どですかでんとデルスウザーラの六十代、影武者と乱の七十代、夢とまあだだよの八十代。