2009-08-16から1日間の記事一覧

伊丹十三

マルサの女2で悪がはびこるエンディングにして、それが受け入れられなくて、そしてあげまんを作ったら、ヒットした。時代はバブル崩壊直前で、つまり、多くの人は目前の景気が終わることを考えていなかった。お葬式タンポポマルサの女あたりまでは、自分の…

お葬式

伊丹十三の映画。タイトルロゴの「お」の文字が良くない。前に見たのは岸田秀の本を読む以前だったのか。愛人とのシーンで、主人公の妻が丸太のブランコに乗ってこぐシーンがカットバックで挿入されていて、ちょっとくどかったけれど、再見して、おお、と思…

黒沢明

一九一〇年うまれなので十年ごとに区切ってみるとこれがけっこう区切れる気がする。東宝若手監督期の三十代(一九四〇年代)、世界のクロサワとして羅生門生きる七人の侍隠し砦の三悪人など連発した四十代、黒沢プロで悪い奴ほどよく眠るから赤ひげまでの五…