フライングソーサーは「飛ぶ皿」である、そして、円盤投げの円盤が飛ぶのは当然だ

唐沢俊一は空飛ぶ円盤という言葉の語感を愛でていたが、フライングソーサーの訳語としては問題がある。アメリカ人が読み込んだ、間抜けな印象がふきとんでいるからだ。ケネス・アーノルドは「飛ぶ皿」の提唱者としてバカにされて(本人の責任ではないが)、「十階建てのビルが空を飛んでるといわれても驚かないよ」と、しょげるような、あるいは強がるような冗談をいったらしい。

円盤投げは英語ではディスカススルーというらしい。飛ぶ皿はないだろうとおもった日本人記者(この人は誰なんだ? こっちの人こそ取材してよ唐沢俊一!)が、円盤投げから表現をいただいたことは想像しやすい。もちろん、それが真実と決まったわけではない。