『スピリチュアルワールド見聞記』

テレビで霊魂番組がはやっていることを前提としているが、本当だろうか? いまだにああいう番組が視聴率50%越えをしたという話は聞かない。自国開催の五輪やサッカー世界杯や皇太子の結婚やドリフに勝てない「霊魂」というのはずいぶん情けない。

べつに現代人は科学なんて信じてない。家電メーカーを信じているだけだ。そのスペックを目的としないのに新品のPCを買いたがる人を、私は理解できない(本ならまだわかるが)。中古でいいじゃないか。

ツタヤとかで売ってる安物DVDプレーヤーは、リージョンフリーになっていて、国内品のように映像にへんな癖がないし、PCで焼いたリッピングの映画DVDも平然と再生するから、私なんかにはよほど国内品より価値が高いのだが、大多数の国民は国内品を買い支えている。私は、この本を、新品で買う気がなくて、非ブックオフ新古書店で入手した。

多くの人は平然と霊魂を信じていて、そして、そのことをいちいち他人に話さない。そうやってそのうち死ぬ。それだけの話だと思うのだが。

行の脱落がある(149ページ)。話し口調の文章は、間違いを見つけにくいのだろう。論述文体にすればいいのに…。

スピリチュアルワールド見聞記

スピリチュアルワールド見聞記