分類の論理

http://cse.niaes.affrc.go.jp/minaka/files/SpeciesRIP.html
う〜ん。

 私は、そもそも「買わない男」だから、片づけなくても部屋はすっきりしている(がらんとしているともいえる)。分類しないと生活できないとおっしゃられるけれど、しかしそれも、レベルが低下していく生活をどこまで生活として許容するかによる。私の同僚の部屋なんか、雑然具合が、なかなかよ(物置で寝てるんだから)。私も同僚も「分類しない男」だが、そのベクトルは正反対なのだ。

 分類には二つあるんじゃないかと思う。要不要の分類と、ランク付けの分類。後者は必然的に項目をみっつ以上必要とするわけだ。上中下、松竹梅、金銀銅。「消化器(内臓系)の分類」(食えるか食えないか)と「脳(神経系)の分類」(本質は何か)とよびかえてもいいかもしれない。引っ越しで必要なのは、即断即決を旨とする要不要の分類だが、ふとかたづけの手が休んで雑誌に読みふけってしまったりするのは、その人の中で、分類基準が要不要からランク付けのそれへスイッチしてしまったのだ。