別に知られてもいいだろ

よく映画で、犯罪をしているわけでもないのに、自分たちのやってることを警察に知られたくないという動機が物語のエンジンになっていることがあるけれど、こういうのをみるたびに不満になる。知られたっていいじゃねえか、と思うのだ。その点『幸福の黄色いハンカチ』では自然に警察の存在が物語に導入されてきて、やはり山田洋次は冴えてるなあと思うのだ。