有名人になる覚悟があるのなら「ドブスを守る会」もいい

http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20100619#p2
法律でこういうことをするやつのプライバシー、身元を晒していいとする法律を日本国がつくればいいのではないか。サブカル言論人として生活の糧を得るためにそういうことをするのなら、ひどいやつだなとは思うが、べつにそういう人間がいてもいい(それに、大事なことだが、本当に、相手が嫌がっているのか、画面のこちら側の私たちには、結局わからない。やらせの可能性は永遠につきまとう。対象者が自殺でもしないかぎり。その自殺の原因だって、本当には、わからない…)。私はそういう人間を一私人として軽蔑するが。

靖国」にしても「ザ・コーヴ」にしても、取材者は取材対象を犯罪者として観客に告発しようとしているわけだ。取材者と取材対象との関係はもともと対等ではない。だから、「許されるか」または「許されないか」という議論はおかしいのだ。「靖国」と「ザ・コーヴ」の製作者たちは有名人になる覚悟があるわけだ。