映画『薩英戦争』(案)

薩摩藩士は血気さかんで『御法度』が上品にみえるくらいに粗暴で、『アウトレイジ』のような感じでリンチが横行している。それが文化だから、殿さまも咎めない。「をを、士気が漲ってよいことじゃ」。嬲り殺した弱虫藩士の肝を食らうグロシーンあり。

対する英国海軍もろくなもんじゃない。たんなる暴力集団。ガイ・リッチーの映画の荒くれ者のイメージ。全員悪人。

こいつらが激突する。『300』あるいは『アラトリステ』のように。エンディングは、薩摩側は敗北したうっぷんを幕府に向けることで屈辱から顔をそむけるシーン(史実では敗北とは言切れないらしいけれど)。英国側は、日本近海での洋上パーティのシーン「よし、これでさらに深くジャパンに食い込んだぜ」「ゴールドのテンプルってキョウトにあるのか」「ゲイーシャってまだみてない」とか。

続編は『下関戦争』。