昭和46年下半期の日曜の夜

日テレがキックボクシングと歌番組を押さえて、TBSとフジが子供番組で競っていた。テレ朝になるまえのNETは「アップダウンクイズ」と「スターものまね大合戦」。東京12チャンネルは「ちびっこスペシャル」。

TBS
18:00 好き!すき!!魔女先生
18:30 ふしぎなメルモ
19:00 ガッツジュン(終了後、シルバー仮面
19:30 美人はいかが?


フジ
18:00 いなかっぺ大将
18:30 サザエさん
19:00 アタックNo.1(終了後、ミラーマン
19:30 アンデルセン物語(翌年ムーミン




この流れに日テレのアニメはうまく切り込めなかったのだろう。1973年のドラえもんも、1974年の宇宙戦艦ヤマトも敗退している(巨人の星と同一原作者による『侍ジャイアンツ』は一年続いた)。1975年に「すばらしい世界旅行」が移ってきて、日テレのこの時間帯のアニメ枠は消滅。1970年代の後半に入って、アニメブームが勃興していくのだった。

それにしても、ルパン、ドラえもん、ヤマト、ガンダムと、のちに大メジャーになる作品群は1970年代にみんな一敗地にまみれているのが興味深い。ルパンとドラえもんは、原作のセンスが1960年代のものだったから、というのがありそうだ。