『ロビン・フッド』

記憶をたどったら、『白い嵐』以降、リドリー・スコットの映画はぜんぶ劇場で見ているのだった。プロヴァンスのなんとかとか、マッチスティックなんとかまで見てる。

ディカプーのワールドなんとかがあって、そのまえはアメリカンギャングスタで、さらにそのまえがキングダムなんとかだったっけ。プロヴァンスはそれらのあいだのどこかに入ってたかな?

最近ぶよぶよだったラッセル・クロウがすこし締め直していてかっこよくなっていた。相方がケイト・ブランシェットなので、エロスにとぼしく、かわりに凛として絵画的な雰囲気が映画に漂っていた。

マックス・フォン・シドーは、『第七の封印』を知っている観客への目配せか。『100歳の少年と12通の手紙』にも出てたし、活躍しているなあ。

いつのまにか音楽がハンス・ジマーでなくなっていて、しかし、適度に軽快になって、これはよかったのではないかしら。

なんか…、健さんじゃないのに「映画を見ているなあ」という気になってしまったよ。