『コップ・アウト』

なんだか面白いなあと思っていたら、監督が『ドグマ』とかのケビン・スミスだった。映画ネタと不謹慎ネタが本作でもてんこもりである。タランティーノみたいにこれみよがしなオマージュではなくて(オマージュがフランス語だということを知らないというネタがある)、いろいろやっていることを、しかし観客は知らなくても楽しめるようになっていて、これがこれからの映画なのだろうなあと思った。

ブルース・ウィリスの役も、相棒にまけずおとらず映画に詳しくて、だからトレイシー・モーガンの映画トリビアにつきあえるのだが、『ダイ・ハード』だけは知らないというネタに笑ってしまった。あっちは20世紀フォックスだからというのもあるのかな。