震災日記

渋谷駅前のスクランブル交差点の写真。誰かの落とした野球キャップ。



徒歩通勤にも飽きたので、外苑前から渋谷までちょっとの距離だったが、銀座線に乗ってみた。おかげで『YOYOCHU』の上映時間に間に合った次第。文明生活である。

映画館で映画を観るのは、震災後初である。大きな地震がこなくて良かった。払い戻されても、せっかく途中まで映画を観た時間を失うことがツライのである。

ひさしぶりに「週刊文春」を買った。立ち読みでなくて小林信彦を読みたかったのである。バンク原稿だったらしく震災の話題には触れていない。

いまその話を聞きたいと思うのは、宮崎駿養老孟司大江健三郎岸田秀、といったあたりである。中年以下はツイッターで頼まれもしないのにベラベラやってるからな…。大江のコメントは朝日新聞経由で仏紙に述べたのを読んだ。養老など、石原慎太郎とはちがった性格のKYコメントをやらかしそうだが…。

昼間『悪魔を見た』(文春の池田暁子のおすすめに従ったのである)の渋谷東急に入って、映画館を出た時にはもう真っ暗で、クロスタワーから東急東口ビルのせまい通りをぬけて渋谷に出たが、これはちょっと暗すぎると思った。街灯など全部消さないで交互に消すとかできないのだろうか。