震災日記

静かな渋谷、青山というのは、そうなった原因を考えさえしなければ、わりと好ましい。ずっとこのままでいてもらっていいくらいだ。

自炊するのも気ぶっせいなので、ほとんど外食である。昨日は通勤途中に通りかかった外苑西通りホープ軒でもやしラーメンを頼んだ。ずいぶん値がはるなとおもったが(800円)、量が多かった。

本を読みながら歩いていたのだが、眩しかったはずのページが、そうでもなくなっているのに気づいて、上をみあげたら、すごい早さで雲が動いているのであった。

そのとき読んでいた本は、これ。

チェルノブイリの森 事故後20年の自然誌

チェルノブイリの森 事故後20年の自然誌


勤務地の避難場所を目で確認しようとおもって、松濤中学校に行ったら、休校のようであった。東急本店から松濤中までは高級住宅地であったのだが、引越屋のトラックが一台どこかの家に乗りつけていて、作業がはじまったばかりなのらしかった。

職場でなごむために、ここはどうしても某「えんたーてな〜(小谷野敦)」のことを話題にせざるをえない。地上波レベルではマイナーな人なので、その名をふせて話していたら、「×××のことですか?」と、ちゃんと知っていて、そのことに吹いた。あなた社会の役にたってるよ。体を張って笑いをとって…。

暗い渋谷と青山を通って帰宅する。途中つかれたので北青山マクドナルドでひといきつきながらワンセグNHKをながめる。9時になって営業がおわるので外に出たら、いきなり冷え込んでいたのに驚いた。はやく春になってほしい。