心と体と宗教

最近のテーマは、このようなもので、映画を見るにつけても、本を読むにつけても、いつもこのことを考えている。


心の感じ方や、体の扱いにたいする制御の仕方を学ぶことで、安定を得る。日常という感覚をそうやって創造するために宗教ができたのではないかと思うのだ。


他人を思いやることができないのは冷酷な人間だが、他人の苦しみを声高にのべたてて共感を強いる者は暑苦しい。自分の心を、まず自分がどのように制御するのかを人は問われているわけだ。