生きている兵隊

石川達三の『生きている兵隊』を読んだ。南京攻略に参加した小隊の面々による暴行を描いた
もので、印象は鮮烈だ。

従軍僧の片山という人物が出てくる。自分も戦闘に参加し、しかし武器の供与はないので、

シャベルで敵兵を撲殺する。筒井康隆の『虚航船団』に、やはり戦闘に参加する従軍僧が登場する

のだが、これは石川の小説を参考にしているのかもしれない。