2007-02-12から1日間の記事一覧

戦後民主主義とは茶々のことである

座談会 昭和文学史 第四巻 三島の調べもののために図書館で読んだのだが、三島についてよりも、井上ひさしが時折入れるつまらない茶々のほうが気になってしまった。最初はむかついていたのだが、「戦後民主主義とは茶々をいれるということ」なのではないかと…

血を吸うカメラ

フランケンシュタインものの変種。この映画の主人公は「冷酷な殺人鬼」ではない。刑事の会話から判断すると、彼は三人しか殺していない(しか、というのもなんだが)。青年の主人公が、少年期からのやむにやまれぬオブセッションをとうとう開放してしまった…