2009-01-14から1日間の記事一覧

『ドグラ・マグラ』

中枢は抹消の奴隷…、たしかに五体そして目鼻口耳なければ、脳だけあったって仕方ない。脳だ脳だということがオロカサのあらわれなのか…。男は脳のどこそこを使っている、女は脳のどこそこを…。これ、別に「意識して」そうやってるわけじゃないからね…。ああ…

『第三次世界大戦 四十一時間の恐怖』

昭和35年、朝鮮戦争が再び勃発、全面核戦争に。日本は滅亡してしまう。真面目な良作で、親から置き去りにされた幼児につきそって一緒に死んでしまう三田佳子に涙ぐんでしまった。『博士の異常な愛情』より3年ほど早い。この数年前に黒澤明の『生きものの記…

ヒーローの素性

『遊星王子』といい『宇宙快速船』といい、変身シーンに類する表現がないのが面白い。アメリカのスーパーマンには変身シーンがあったのだから、そういう表現を当時の映画人が知らなかったわけではなく、必要を感じなかったのだ。科学特捜隊はハヤタとウルト…

しかしまあ…

『ドグラ・マグラ』を一心不乱に読みふけり、フィルムセンターに通いつめて特撮映画に首まで浸かって、…至福とはこのことですよ。