2009-10-20から1日間の記事一覧

「後に正しくないことがわかったことを言う」ことは「間違ったことを言う」ことなのか?

上の現代思想増刊で「すべからく」の誤用を乱発しながら池田清彦がさかんにダーウィンは間違ったこともいったという表現をしているのだが、のちに正しくないことがわかる仮説を述べることは「間違ったことをいう」ことになるのだろうか。いくら「構造」主義…

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種の起原〈上〉 (岩波文庫)作者: チャールズダーウィン,八杉龍一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1990/02/16メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 105回この商品を含むブログ (66件) を見る種の起原〈下〉 (岩波文庫)作者: チャールズダーウィン,八杉龍一出…

『さまよう刃』(映画)

なかなか面白かった。老年者の苦悶や諦念を、青壮年の者たちは、結局のところ理解できない。そういう話なのかとおもった。じつは、寺尾聡こそが、システムを、いちばん使いたいように使ったし(自宅の留守番電話の伝言を携帯電話に転送するのなんて、俺、す…

科学登場以前の「思想」

世界はこうである、ととりあえず決めておき、はみ出すものを排除していく。科学が勃興して、理解をはみだすものに直面しつづけるのはあたりまえのことだったのかもしれない。