2009-10-26から1日間の記事一覧

「ある/ない」と「在/非在」「to be/not to be」

「無」もあれば「nothing」もあるように「ない」がある。とはいえ、「ない事物がある」式の表現を、現代の日本語はあまりしないのが面白い。過去にもあまり行われなかったのではないか。たいていは「事物がない」と表現する。そして、語尾の否定形はまず「〜…

「だ」「です」「である」、再三

岩波国語辞典第三版によれば、「である」の「であ」が訛って「じゃ」になって、これがさらに訛って「だ」になったのだ、とある。本当だろうか。だとするなら、明治の文学者たちが「だ」か「である」かで迷ったというような話は、なんだったのだろうと思う。

生物にとっての記憶や履歴

意外なところで吉田健一に再会した気分。「未来は存在しない。現在だけがある」。過去や経験もまた現在に残る「自然選択された」その生物の獲得形質。遺伝は不可。表現が唯一の伝達「物質」。(↑語尾の助動詞を排除する試み)

『クローズZERO』

映像は凝っているが内容は高校生向き。