2010-05-18から1日間の記事一覧

場所と心象風景

現実の人間は場所に拘束されるけれど、心にドメインはなかったりする。文章においてあくまで物理現実に忠実に書くと、それはどうしても報告書になってしまう。我を忘れる、あるいは他人の目があることを忘れる瞬間を、創作者は体験しなければならない。その…

『掌の小説』

こりゃあ、アニメだなあ。 と言っただけでは主観的すぎて読者に通じないから敷衍すると、背景の絵がなくて、キャラクターだけが動いているアニメ。描写(五感)と観念(認識)がめまぐるしく交代するあたりが、夢をおもわせる。夢を賛美しつつも夢そのままの…